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プラネタリウムの星空

16.07.21

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村上粋野

小学校の時だったと思う。家のすぐ近所の白川公園に科学館が建設されプラネタリウム がやってきた。
初めて観た時「世にも不思議な星空の世界」だった。
その感動は今も忘れていない。
自称DownTownCityGirlの私は、 名古屋の中区育ちの下町っ子だ。
本当に小さい頃からよくプラネタリウムの星を数えたも のだ。
そして、あれからどれ程の長い月日が流れただろう。
毎日忙しく生きる今の生活は プラネタリウムの星空も実際の夜空の星もゆっくりと眺める時を失わせている。
「そうだ、プラネタリウムに行こう」と友人と計画。予約が出来ないから朝早くから並び チケットをやっと手に入れた。
開演までの6時間余り科学館で童心に帰って遊んだ。
そして、そのプラネタリウムを観に行く2日前、とても辛く悲しい事があった。

プラネタ リウムの星空を眺めながら静かに泣いた。
人口の星空だけど私の心を癒してくれ、生きる気持ちにさせてくれた。
人は辛い時やっぱ り星に祈るのだ。

50分800円の至福の時間は暑い夏や辛い事や腹の立つ事や悲しみまで も忘れさせてくれる。お薦めだ!