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「海賊とよばれた男」
16.06.21
著者 百田尚樹
この本は、読むほどにぐんぐん魅入られてしまい、久しぶりに一気に読み終えた。
戦前に民族派石油会社を興し、戦後もメジャーに一貫して立ち向かい、孤軍奮闘の中、
現在の出光興産を築いた出光佐三氏の実話である。
生きざまで何よりも引きつけられるのは、
「私」がなく常に民衆のため「公」の観点から施策を打ち出したことである。
その姿を見て大半の従業員がどんな艱難辛苦にも関わらず、付き従ったことには感動を覚える。
経営者とはかくあるべきと思わざるをえないので、是非、一読を勧めたい。
石尾台 堀内 泰