高蔵寺ぶらり
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弥勒山に登ってみよう。
14.11.16
キャンプ場のある細野地区から道樹山を経るコースと都市緑化センターから登る2ルートがある。初心者は、比較的楽な緑化センターのルートがお薦めだ。
正門の左手奥の芝生広場から登山道が続く。ややきつい坂を10分足らずで休憩小屋のある展望台につく。眼下にニュータウンが広がり、彼方に名古屋の高層ビル群が見える。足に自信がなければ、ここまででも登る甲斐がある。しばらく、雑木林の下にシダ類が茂る巻道をたどる。春さきには野鳥のさえずりが耳を楽しませる。
大きく右左とカーブ重ね、やがてヒノキの雑木林に入る。間伐を済ませ、枝を打った木々がすがすがしく林立する。三叉路を右に折れて、しばし急な坂をあえいで登る。途中でホウの木の大木を見上げて一息入れる。やがて、稜線の道に突き当たる。緩やかに上り下りする道で汗がゆっくり引いていく。頂上直下の坂が最大の難所だ。10分もかからないが、初めて登った時は、ずっと長く感じられた。「何でこんな苦労を」と後悔しながら標高437㍍の頂上に着くと、素晴らしいゴホウビが待っている。
北側には多治見市の市街地越しに、白い煙を吐く御嶽山の山容。右手には船底をひっくり返したような恵那山。快晴の日には、北アルプスから中央、南アルプスも遠望できる。南の展望台では濃尾平野と春日井、名古屋の市街地、出ベソの様な小牧山。遠くには伊吹山や養老・鈴鹿山系が日に映えている。
68歳の私の足でも、登りに1時間、下り50分ほどで行ける。弥勒山は、ニュータウン住民の大切な財産だ。健康のために大いに活用しよう。
弥勒山頂上からの眺望